令和5年10月27日(金)の18:00より、日立システムズホール仙台(研修室2)において、令和5年度第3回技術サロンを開催いたしました。話題提供は2編で、基礎地盤コンサルタンツ(株)の樽石静氏に「宮古島の地下ダム 沖縄 離島での調査ボーリング 紹介」という演題で、宮古島の地質は基盤の新第三紀島尻層群泥岩を第四紀琉球石灰岩が覆っていること、琉球石灰岩を帯水層とし、島尻層群泥岩上面の地下谷地形を利用した地下ダムおよび調査ボーリングについて紹介していただいた。東北ボーリング(株)の菊地真氏には、「地域特性を考慮した脱炭素社会実現への取り組み事例」という演題で、地産地消・脱炭素を目的とした地元産CLT木材の社屋への利用、地中熱ヒートポンプシステム(オープンループ方式及びクローズドループ方式)・屋上ソーラーパネル・蓄電池による再エネ利用についての説明をしていただいた。地質的条件等について、幾つかの調査事例を交えてお話ししていただきました。今回の技術サロンには、講師を含め8名にご参加いただき、本当にありがとうございました。次回のご参加もお待ちしております。