研修会」カテゴリーアーカイブ

令和6年11月2日 2024年度第2回防災講演会を開催いたしました。

 令和6年11月2日(土)の14:00より、仙台市戦災復興記念館(4階研修室)にて、第2回防災講演会を認定NPO法人防災・減災サポートセンターとの共催で開催いたしました。今回は、認定NPO法人防災・減災サポートの正木光一氏から、「能登半島地震による道路沿いにみられた斜面崩壊などの概要」、布原地質調査事務所の布原啓史氏から「奥能登災害ボランティア体験報告」という演題でご講演いただきました。講演後は、各講演に対する質疑・応答や、参加者の皆さんからのご意見等が活発なディスカッションとなりました。 今回の講演会は、講師2名を含めて17名に参加していただきました。

令和6年7月12日 令和6年度研修会を開催いたしました。

 令和6年7月12日(金)の15:00より、令和6年度研修会を開催いたしました。ご講演は、片山亜優氏(宮城大学 食産業学群 准教授)にお願いし、「植物飼料による水産物の養殖法開発等」という演題でご講演いただきました。今回の講演では、温暖化による海水温上昇や、磯焼けの問題と、陸上養殖の取り組みなどのお話をいただきました。

 ウニの養殖では、クローバーやパプリカなどを用いた陸上養殖や、田代島での地下海水を利用した陸上養殖のお話と、恒温性などの地下海水の有用性についてお話をいただきました。陸上養殖は、様々なメリットがあるがコスト面で課題があるため、ウニの加工工程の自動化による省力化や、ブランディングなどにより価値を高めることも必要であるとのことでした。

 片山先生には9月27日の現地見学会の案内もお願いしております。現地見学会は、南三陸町でウニと銀サケの陸上養殖を行っている株式会社ケーエスフーズ様にお伺いする予定です。研修会は12名にご参加頂きました。

令和5年7月7日 令和5年度防災講演会を開催いたしました。

令和5年7月7日(金)の14:30より、仙台メディアテークスタジオシアターにて令和5年度防災講演会を開催いたしました。今回は、初の試みとして、特定非営利法人防災・減災サポートセンターとの共催、公益財団法人仙台市市民文化事業団の後援での開催となりました。講師は、斉野裕彦氏(日本災害・防災考古学会副会長、元仙台埋蔵文化センター)にお願いし、「弥生・平安時代の自然災害と防災・減災 ~考古学から見た先人の知恵~」という演題でご講演いただきました。東北地方太平洋側で発生した過去の地震による津波被害を、災害考古学の視点から弥生時代(中期中葉中段階)、平安時代(貞観11年)、江戸時代(慶長16年)、それぞれについてご紹介いただきました。津波災害の実態は、津波堆積物の識別をはじめ、考古学と関連分野の連携による総合化により解明されるとのお話をいただきました。また、災害の根拠とする文献史料にすべてが記載されているわけではなく、特に東日本大震災後に有名になった貞観地震は、それほど大きなものではなかったとのお話をいただきました。本防災講演会は36名の方に参加していただきました。今回はNPOとの共催とのこともあり、一般の参加者の方も多くご参加下さいました。防災・減災は身近な話題であり、今後もこのような取り組みを行っていきたいと思います。

 

令和4年7月22日 令和4年度研修会を開催いたしました。

令和4年7月22日(金)の15:00より、令和4年度研修会を開催いたしました。講師は、土屋範芳氏(東北大学大学院環境科学研究科 教授)にお願いし、「超臨界地熱資源の地質モデルと探査」という演題でご講演いただきました。内容は、日本と世界における地熱開発の現状と、超臨界地熱発電の実現に向けた地質・物理探査・水理モデルの考察、さらに地熱貯留槽の探査手法として、熱発光法および坑井カッティングスを使った熱構造解析の具体的事例についてご紹介いただきました。参加者からは、地熱地域での現地検討会開催を希望する声も上がるなど、大変興味深いご講演でした。本研修会には講師を含め7名に参加していただきました。

令和3年9月17日 令和3年度研修会を開催いたしました。

令和3年9月17日(金)の15:00より、令和3年度研修会を開催いたしました。講師は、吉川謙造氏(株式会社ダイワ技術サービス 技術顧問)にお願いし、「人新世を生きる~(完新世はおわった?)」という演題でご講演いただきました。内容は、人類による新たな地質時代と言える「人新世」について、始まった時期、環境問題の歴史や科学との関連、人新世を我々はどうとらえ生きていくべきか、また、「人新世におけるグローバル・コモンズ(人類の共有資産=地球システム)」をいかに管理するかが重要である、等お話しして頂きました。本研修会には講師を含め18名に参加していただきました。

 

 

 

 

 

令和2年9月11日 令和2年度研修会を開催いたしました。

令和2年9月11日(金)の15:00より、令和2年度研修会を開催いたしました。講師は、三浦哲氏(東北大学大学院理学研究科 地震・噴火予知研究観測センター センター長、東北大学災害科学研究所(兼務) 教授)にお願いし、「蔵王山の最近の火山活動」という演題でご講演頂きました。内容は、日本を含めた全世界の火山の分布、日本列島の火山の成因等の基礎的なお話から始まり、日本にある活火山に対する火山活動の観測・研究、特に蔵王山の地震活動と火山性地殻変動の観測結果やマグマ溜まりの規模や存在深度に至るまで広くお話しして頂きました。また、地下深部からのマグマの供給に関するお話は非常に興味深いものでした。本研修会には、講師を含め17名に参加して頂きました。

最近の研修会

令和6年度

2024/11/2 仙台市戦災復興記念館 研修室

正木光一氏(認定NPO法人防災・減災サポートセンター)                 「能登半島地震による道路沿いにみられた斜面崩壊などの概要」

布原啓史氏(布原地質調査事務所、博士(環境科学))「奥能登災害ボランティア体験報告」

2024/7/12 日立システムズホール仙台 研修室2

片山亜優氏(宮城大学 食産業学群 准教授) 「植物飼料による水産物の養殖法開発」

令和5年度
2023/7/7 仙台メディアテーク7階 スタジオシアター

斎野裕彦氏(日本災害・防災考古学会副会長、元仙台市埋蔵文化センター)     「弥生・平安時代の自然災害と防災・減災 ~考古学から見た先人の知恵~」

令和4年度
2022/7/22 日立システムズホール仙台  研修室2

土屋範芳氏(東北大学大学院環境科学研究科 教授) 「超臨界地熱資源の地質モデルと探査」

 

令和3年度
2021/9/17 エルパ-ク仙台 (141ビル)セミナ-ホ-ル1

吉川謙造氏((株)ダイワ技術サ-ビス):「人新世を生きる~(完新世はおわった?)」