9/14~15 平成30年度現地見学会を開催いたしました。

平成30年9月14日(金)および15日(土)に「秋田県成瀬ダム建設現場および宮城県内既設ダムの見学会」を開催いたしました。両日とも好天に恵まれ、2日間道中350km、無事開催することができました。1日目は泉中央駅前に集合し、午前中は岩手県胆沢ダム(堤高132.0m、ロックフィルダム)を眺望した後、胆沢ダム学習館にて菅原捷氏より建設当時の説明をして頂きました。午後には、秋田県東成瀬村の成瀬ダム(堤高114.5m、台形CSG)建設現場現地に移動し、成瀬ダム工事事務所関係者(日本工営(株)、畚野氏)に現地を案内して頂きました。ダムサイトを眺望しながらの概要説明の後に、ダムサイト左岸に移動し左岸上部付近の岩盤状況およびダムサイトの地質状況について説明して頂きました。成瀬ダム見学後は須川温泉を経由して、栗原市のハイルザーム栗駒に宿泊し温泉・料理を堪能しました。2日目は、朝から宮城県北部森林管理署の佐々木氏に、荒砥沢崩壊地上流からの眺望・左岸側側面からの眺望をはじめ、末端部の露頭へ案内して頂きました。その後、菅原捷氏の案内で宮城県内3箇所のダムを見学しました。まず、南川ダム(堤高46.0m、重力式)が眺望できる四十八滝運動公園にて昼食休憩および南川ダム及びダム建設当時の苦労等の説明を受けました。次に移動した七北田ダム(堤高74.0m、中央コア型ロックフィル)では、ダムサイトの遮水に苦労した等説明がありました。最後、大倉ダム(堤高82.0m、ダブルアーチ)では、地形的に川幅が広くアーチアクションが十分期待できないことから、中央部にスラストブロックを設置し、ダブルアーチ形状にしたことを説明して頂きました。その後、泉中央駅前脇荷移動して解散、帰路につきました。成瀬ダム工事事務所の関係各位と畚野氏、宮城県北部森林管理署の佐々木氏には現地にて大変お世話になりました。また、菅原捷氏には見学会資料の作成をはじめ現地案内までして頂き、参加者一同とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。今回の見学会は、総勢11名(現地案内者含む)にご参加いただきました。

 胆沢ダム右岸からの眺望

 胆沢ダム学習館にて

 昼食「胆沢ダムカレー」

 成瀬ダムサイト左岸側

 成瀬ダム展望所にて

 荒砥沢崩壊地

 荒砥沢崩壊地末端部にて

 南川ダム

 七北田ダム

 大倉ダム

 

 

平成30年8月24日 平成30年度第2回技術サロンを開催いたしました。

平成30年8月24日(金)の18:00より、平成30年度第2回技術サロンを開催いたしました。話題提供は2件で、菅原捷氏には「ダム建設における地質技術者の役割―見聞と体験からの提言―」という題目で、降水量の考え方、ダムの放流の問題等から、ダム構造物の設計思想まで広くお話をして頂きました。また、日本工営(株)の畚野匤氏には「Aダムの掘削面地質状況について」という題目で、あるダムの基礎岩盤や周辺の地盤状況をはじめ、地形地質的制約を考慮したダム形式の考え方まで、詳しくお話しして頂きました。講演後の意見交換会も盛況でした。今回の技術サロンには、講師を含め15名にご参加いただき、本当にありがとうございました。次回のご参加もお待ちしております。

平成30年7月13日 第1回研修会を開催いたしました。

平成30年7月13日(金)の15:00より、平成30年度研修会を開催いたしました。講師は、永広昌之氏(東北大学名誉教授、東北大学自然史標本館協力研究員)にお願いし、「Study Nature, not Books~書を抱いて、野に出でよ! ~」という題目でご講演いただきました。内容は、「なぜ自然を学ぶことが重要なのか ~実物を目で見て、自分で確かめたほうがいい」、「私たちは自然をどのように観る(学ぶ)のか」、先生の体験を交えた非常に興味深いお話でした。研修会には講師を含め22名、意見交換会には15名に参加していただきました。

平成30年6月8日 平成30年度 第1回技術サロンを開催いたしました。

平成30年6月8日(金)の18:00より、平成30年度第1回技術サロンを開催いたしました。話題提供は2件で、(一財)日本気象協会の関原孝俊氏には「大雨予測とダムの洪水調整について」という題目で、東北地方の大雨パターン(気圧配置)、大雨の可能性の予測や気象予測モデルの例についてお話して頂きました。また、(株)パスクの利部哲氏には「環境測定における化学分析の種類とその原理」という題目で、「人の健康の保護」や「生活環境の保全」に関する基準に係わる環境測定について、特に化学分析の種類とその原理や使用する分析計測機器について、詳しくかつ易しく説明して頂きました。今回の技術サロンには、講師を含め19名にご参加いただき、本当にありがとうございました。皆様、次回のご参加もお待ちしております。

5/18 平成30年度年次大会・特別講演を開催いたしました。

平成29年5月18日(金)の14:00より、平成30年度年次大会及び特別講演を開催いたしました。特別講演は、土屋範芳氏(東北大学大学院環境科学研究科教授)にお願いし、「環境とエネルギーに関わる地質工学 –土壌汚染リスク評価とエネルギーの地産地活-」という題目でご講演いただきました。土壌汚染やそのリスクに関する話題として「GIS上での地圏環境情報の構築、宮城県土壌汚染バックグラウンドマップ、鉱山地域や河川流域での自然由来重金属」、エネルギー利用が望まれる超臨界地熱領域での亀裂発生に関する実験の話題まで、環境とエネルギーに関して広く講演して頂きました。年次大会へは18名、特別講演は35名、意見交換会には16名(講師含む)にご参加頂きました。

平成30年度 日本技術士会東北本部応用理学部会 年次大会および特別講演

2018518日 @14:0017:00

仙台市戦災復興記念館 4F研修室

980-0804 宮城県仙台市青葉区大町2丁目12-1

連絡先:

日本技術士会東北本部

TEL022-723-3755

Eメ-ル(mailto:tohokugijutushi@nifty.com)

 

①平成30年度 年次大会:14時~15時

会員のみ

②特別講演:15時~17時

演題「環境とエネルギーに関わる地質工学

―土壌汚染リスク評価とエネルギーの地産地活―」

講師:土屋範芳氏(東北大学大学院環境科学研究科教授)

会員以外も聴講できます。定員60名

③意見交換会:17時~19時

会場:レストラントップ(戦災復興記念館2F)

会費:4,000円

 

2/9 平成29年度第5回技術サロンを開催いたしました。

平成30年2月9日(金)の18:00より、平成29年度第5回技術サロンを開催いたしました。話題提供は2件で、東北農政局の藤元栄一氏には「2011年東北地方太平洋沖地震に伴う地下水の水質変化 ―宮城県亘理町・山元町の事例―」という題目で、亘理町から山元町まで広い範囲の地下水観測結果から、津波による被災前から被災後にかけての水質変化の状況についてお話して頂きました。また、東北ボーリング(株)の菊地真氏には「小規模河谷における地質モデルの作成事例」という題目で、リアス式海岸周縁部にある多くの小規模河谷で作成した上流部から下流部までの地質モデルについて、これらの特徴や類似性等についてお話して頂きました。今回の技術サロンには、講師を含め16名にご参加いただき、ありがとうございました。

12/8 平成29年度第4回技術サロンを開催いたしました。

平成29年12月8日(金)の18:00より、平成29年度第4回技術サロンはを開催いたしました。話題提供は2件で、(株)復建技術コンサルタントの市川 健氏には「大規模盛土造成地滑動崩落~熊本地震(益城町)の概要~」という題目で、地震断層の詳細やまだ地震の爪痕が明瞭に残る現地の状況についてお話して頂きました。同じく、(株)復建技術コンサルタントの三上登志夫氏には「大規模盛土造成地滑動崩落~熊本地震で発生した事例紹介~」という題目で、東北地方ではあまり見られない地質構成を示す箇所で発生した地すべり性崩壊による変状形態等についてお話して頂きました。今回の技術サロンには、講師を含め15名にご参加いただき、ありがとうございました。

10/13 平成29年度第3回技術サロンを開催いたしました。

平成29年10月13日(金)の18:00より、平成29年度第3回技術サロンを開催いたしました。話題提供は2件で、東北大学大学院博士課程の桑原 里氏には「古い時代のテフラを識別する~アパタイト微量元素を用いたテフラの対比~」という題目で、アパタイト微量元素組成のうち、Mg、Cl、Fe、Mnの含有量によるテフラや凝灰岩の対比についてお話していただきました。また、(有)ジオプランニングの今野隆彦氏には「ベトナム地すべりツアー報告」という題目で、日本地すべり学会の企画で実施されたベトナム地すべりツアー(平成29年5月22日~27日)で訪問した花崗岩地帯や堆積岩地帯の地すべりについてお話して頂きました。今回の技術サロンには、講師を含め14名にご参加いただき、ありがとうございました。

9/15 平成29年度現場見学会を開催いたしました。

平成29年9月15日(金)に「ILC(国際リニアコライダー)に関する現場見学会」を開催いたしました。当日朝には、北朝鮮からの飛翔体騒動で新幹線等に若干遅れがでましたが、無事開催することができました。現地では佐貫智行氏(東北大学大学院理学研究科 准教授 物理学専攻)にご案内いただき、一関市から奥州市にかけてILC計画地の地形や地質(主に花崗岩主体の岩体露頭)を見学しました。午前中は、集合場所の一関駅東口交流センター2F物産展示コーナーにて、ILC計画概要・計画地の地質断面図・花崗岩岩体の代表コア等の見学後、千厩の「夫婦岩(千厩岩体?)」を路傍に確認・通過し、好天のもと室根山頂上よりILC計画地を眺望しました。昼食後は、道路脇の露頭を確認しつつ、旧丑石小学校にての人首花崗岩体・千厩花崗岩体のボーリングコア観察、一関市と奥州市の市境に位置する阿原山からILC計画地眺望と続き、現地解散にて帰路につきました。ボーリングコア観察に際し、一関市市長公室ILC推進課の小野寺順子課長および高橋純一主任主事には、現地にて大変お世話になりました。また、佐貫先生には研修会を始め現場見学会までご足労頂き、参加者一同とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。今回の見学会は、総勢19名にご参加いただきました。

 一関駅東口交流センター2F

 室根山頂付近

 室根山頂集合写真

 昼食会場

 露頭観察

 コア観察(旧丑石小学校)

 旧丑石小集合写真

 阿原山(宮沢賢治歌碑)集合写真