令和2年9月11日 令和2年度研修会を開催いたしました。

令和2年9月11日(金)の15:00より、令和2年度研修会を開催いたしました。講師は、三浦哲氏(東北大学大学院理学研究科 地震・噴火予知研究観測センター センター長、東北大学災害科学研究所(兼務) 教授)にお願いし、「蔵王山の最近の火山活動」という演題でご講演頂きました。内容は、日本を含めた全世界の火山の分布、日本列島の火山の成因等の基礎的なお話から始まり、日本にある活火山に対する火山活動の観測・研究、特に蔵王山の地震活動と火山性地殻変動の観測結果やマグマ溜まりの規模や存在深度に至るまで広くお話しして頂きました。また、地下深部からのマグマの供給に関するお話は非常に興味深いものでした。本研修会には、講師を含め17名に参加して頂きました。

令和2年8月21日 令和2年度第1回技術サロンを開催いたしました。

令和2年8月23日(金)の18:00より、令和2年度第1回技術サロンを開催いたしました。話題提供は、NPO法人 natural science 理事の大草 芳江氏に「知的好奇心がもたらす心豊かな社会の創造にむけて ~科学・技術教育の実践と問題意識~」という題目でお話いただきました。最初に、ご自身の子供のころからの体験を交えて「学都 仙台宮城 サイエンスデイ」開催までの経緯やご苦労について話されました。次に、科学・技術の地産地消として、東北大学や東北学院大学の大学生が、センサーを用いたアプリケーションを提案し試作した成果を競う国際コンテスト「第8回国際イノベーションコンテスト(iCAN’17)世界大会」において優勝並びに第3位に入賞を果たしたことを話され、優勝作品である「『Self neck corrector』をメガネに装着することで現代病「ストレートネック」を解消」するアプリについて説明していただきました。今回の技術サロンには、講師を含め12名にご参加いただき、本当にありがとうございました。次回のご参加もお待ちしております。

令和2年度 日本技術士会東北本部応用理学部会       年次大会と特別講演

2020年5月29日 @14:00-17:00

仙台市戦災復興記念館 4F研修室(年次大会、特別講演とも)

〒980-0804 宮城県仙台市青葉区大町2丁目12-1

連絡先:日本技術士会東北本部

TEL022-723-3755

Eメ-ル(tohokugijutushi@nifty.com)

 

①令和2年度 年次大会:14時~14時50分

会員のみ

②特別講演:15時~17時

演題:未 定

講師:未 定(応用理学部会幹事等)

会員以外も聴講できます。定員60名

③意見交換会:未 定(例年は、17時15分~19時15分)

 

 

 

 

令和元年12月13日 令和元年度第4回技術サロンを開催いたしました。

令和元年12月13日(金)の18:00より、令和元年度第4回技術サロンを開催いたしました。話題提供は、鹿島建設(株)東北支店の加納 実氏に「東日本大震災 渾身の未来へ」という題目で、応用理学部門の技術士としての社会貢献、蒲生北部地域での復興関連業務、LCWS2019、次世代放射光、福島ロボットテストフィールド(福島イノベーション・コースト構想)、宮城県広域防災拠点構想、土木建築情報学国際会議ICCBEI2019等、非常に多岐に亘る範囲のお話をして頂きました。今回の技術サロンには、講師を含め10名にご参加いただき、本当にありがとうございました。次回のご参加もお待ちしております。

令和元年10月11日 令和元年度第3回技術サロンを開催いたしました。

令和元年10月11日(金)の18:00より、令和元年度第3回技術サロンを開催いたしました。話題提供は、(株)オオバ東北支店の齋藤 明氏に「復興の取り組みと昨今の法体系に関する考え」という題目で、災害に対する事前復興計画の必要性や地域や都市の人口減少に対する考え方、技術士ほか士業のかたとの災害時の連携等について、ほか大変興味深いお話をして頂きました。今回の技術サロンには、講師を含め9名にご参加いただき、本当にありがとうございました。次回のご参加もお待ちしております。

9月27日 令和元年度現地見学会を開催いたしました。


令和元年年9月27日(金)「岩手県川船断層および秋田県仙北地方の千屋断層の巡検」を開催いたしました。1896年(明治29年)の陸羽地震(M7.2)によって出現した川船断層および千屋断層をテーマに、8月の技術サロンでもご講演をいただいた斎藤勝氏(株式会社ダイヤコンサルタント東北支社長)に現地案内をしていただきました。また、今回は岩手県支部との合同で開催し、東北本部12名、岩手県支部9名総勢21名の参加となりました。
朝8:00泉中央駅前に集合、岩手県湯田インターチェンジで岩手県支部の参加者と合流後に川船断層に関する断層崖を観察いたしました。
最初の見学地である川船断層地震断層跡は、地形の段差や道路の起伏として出現しており、断層であることを示す標柱などもありました。次の見学地では、高下橋から高下川に見られる断層を観察した後に林道を入り、各段丘面上に断層崖が発達している様子を観察しました。今回の巡検では、最も起伏があり移動距離も長いルートとなりましたが、黒墨部会長の喝(?)もあり、参加者は地質屋の基本を忘れずに往路のみならず、復路も観察を怠らずにに歩くことができたようです。
昼食は、湯田駅に近接する湯夢プラザでタックエンジニアリング様が用意して頂いた赤青立体地図を見ながら頂きました。湯田駅は、温泉が併設されていることで有名ですが、今回は残念ながら利用する時間はなく、次回に期待することとしました。
昼食後は、秋田県に入り千屋断層断層崖を観察しました。千屋断層は、扇状地面上に出現しており、断層の連続性を観察できすることができました。坂本東嶽邸内に本年6月1日にオープンした千屋断層学習館は、震災後の東嶽邸の写真や、断層剥ぎ取り資料、地形模型(トレンチ時の状況)などが展示されており、陸羽地震後の様子を知る貴重な資料を見ることができました。千屋断層トレンチは国の天然記念物に指定されていますが、残念ながら現在はシートがかけられ全貌を見ることはできませんでしたが、断層崖は連続して観察することができ、また近傍には看板や標柱があり、トレンチ実施時の状況を知ることができました。
千屋断層では、その他赤倉川北岸の断層露頭や地震断層に子供が巻き込まれ亡くなった花岡山断層崖などを観察しました。岩手県支部の参加者はここで解散となり、東北本部参加者はその後泉中央駅で解散、帰路につきました。
地震断層は、崖となって出現しているだけではなく、起伏としてその形跡を留めるものなど様々であり、比較的新しい地震断層である川船、千屋断層でも、斎藤氏の案内で初めて断層と気づかされる箇所もありました。地震断層の判別は、空中写真による地形判読や現地踏査等により判断され、特に重要な箇所ではトレンチなどの現地調査が行われますが、地形、地質を見る目を養い、経験を重ねることが大切だと改めて感じました。

高下橋から観察される川船断層について議論中。
斎藤氏より川船断層断層崖について説明を受ける。
断層崖を観察しながら、起伏のある山中を移動。
赤沢の断層露頭前で記念写真
千屋断層学習館 
千屋断層トレンチ跡

最近の研修会

令和5年度
2023/7/7 仙台メディアテーク7階 スタジオシアター

斎野裕彦氏(日本災害・防災考古学会副会長、元仙台市埋蔵文化センター)     「弥生・平安時代の自然災害と防災・減災 ~考古学から見た先人の知恵~」

令和4年度
2022/7/22 日立システムズホール仙台  研修室2

土屋範芳氏(東北大学大学院環境科学研究科 教授) 「超臨界地熱資源の地質モデルと探査」

 

令和3年度
2021/9/17 エルパ-ク仙台 (141ビル)セミナ-ホ-ル1

吉川謙造氏((株)ダイワ技術サ-ビス):「人新世を生きる~(完新世はおわった?)」

最近の見学会

令和5年度 2023/9/29

テ-マ:ゆざわジオパークの関連施設・現地の見学

場 所:湯沢市

案内者:伊藤健太郎氏(湯沢市ジオパーク推進協議会)

   :沓澤 均氏(ゆざわジオパークガイド) 

 

令和4年度(2022/9/29~2022/9/30)

テ-マ:福島県井戸沢断層・湯ノ岳断層およびいわき市周辺の災害現場の巡検

場 所:福島県いわき市

案内者:齋藤 勝氏(那須野が原経済地質研究所)

   :新田 邦弘氏(株式会社 地質基礎)

 

令和元年度
2019/9/27  

テ-マ:岩手県川舟断層および秋田県仙北地方の千屋断層などの巡検

場 所:岩手県和賀郡西和賀町および秋田県仙北郡美郷町

案内者:齋藤 勝氏((株)ダイヤコンサルタント)

最近の技術サロン

令和5年度

第4回 2023/12/8 仙台市戦災復興記念館

①遠藤眞一氏(株式会社ヨウタ)

      「北海道層雲峡の銀河トンネル関連の話題」

②三戸部佑太氏(東北学院大学 工学部 環境建設工学科 准教授)

      「水害を対象とした新たな防災教育ツール開発の試み」

第3回 2023/10/27 日立システムズホール仙台

①樽石静氏(基礎地盤コンサルタンツ株式会社)

     「宮古島の地下ダム 沖縄 離島での調査ボーリング 紹介」

②菊地真氏(東北ボーリング株式会社)    

     「地域特性を考慮した脱炭素社会実現への取り組み事例」

第2回

①伊藤靖雄氏(大日本ダイヤコンサルタント株式会社) 「物理探査における解析事例」

②二木茂樹氏(株式会社復建技術コンサルタント)

    「みやぎ海岸防災林から学ぶ~再生のあゆみと樹木のこと~」 

第1回 2023/6/9 日立システムズホール仙台

①細野貴裕氏(日本工営株式会社)        「Nダム現場報告」

②小林卓矢氏((株)ダイヤコンサルタント)    「ダムにおける地質調査事例」

 

令和4年度

第4回 2022/12/ 2  日立システムズホール仙台

①栗山 恭直氏(山形大学理学部教授)

      「プラスチックの分類実験とリサイクル」

第3回 2022/10/21 日立システムズホール仙台

①利部 哲氏(株式会社パスク)

  「マイクロプラスチックの国内外の現状」

②菊地 真氏(東北ボ-リング株式会社)

  「試験孔を用いた地下海水調査(2)」

第2回 2022/8/26 日立システムズホール仙台

①斎藤 勝氏(那須野が原経済地質研究所)

  「井戸沢断層に沿う地変とその現況

    -特に地震断層の学術的意義と保存に向けた社会的取り組みについて-」

第1回 2022/6/10 仙台市福祉プラザ

①鈴木杏奈氏(東北大流体科学研究所 准教授、Waku2(ワクワク) as life代表)

  「資源に根ざした地域づくり~技術を越えた、みんなを巻き込むデザイン~」

②伊藤健太郎氏(湯沢市ジオパーク推進協議会)

  「ジオパークってなに?~地域に眠る宝物を知る~」

 

令和3年度

第3回 2021/12/3 日立システムズホール仙台

①二木 茂樹氏((株)復建技術コンサルタント):「トレッキングで眺めた地形地質」

②佐藤 壮氏(日本工営(株)):「水文調査と地下水解析の事例紹介」

第2回 2021/10/22 日立システムズホール仙台

①守屋 資郎氏(A.T.S.(株)):「災害列島における森林の健康状態」

②菊地 真氏(東北ボーリング(株)):「試験孔を用いた地下海水調査事例」

第1回 2021/6/18 仙台市戦災復興記念館

①渡邉平太郎氏(盛岡広域振興局土木部):「赤色立体地図を用いた地すべり地形判読の例など」

 

令和2年度

第3回 2020/12/11 仙台市戦災復興記念館

①平原 聡氏(東北大学大学院理学研究科 附属地震・噴火予知研究観測センター 観測技術部):「東北大学の陸域地震観測網の運用について」

②出町 知嗣氏(東北大学大学院理学研究科 附属地震・噴火予知研究観測センター 観測技術部):「東北大学の陸域地殻変動観測網の運用について」

第2回 2020/10/9 仙台市戦災復興記念館

①佐瀬 一弥氏(東北学院大学工学部准教授):「安全・安心社会に向けたVR研究の取り組み」

②三戸部祐太氏(東北学院大学工学部准教授):「数値計算技術に基づく新たな津波防災教育ツールの開発」

第1回 2020/8/23 仙台市戦災復興記念館

①大草 芳江氏(NPO法人 natural science 理事):「知的好奇心がもたらす心豊かな社会の創造にむけて ~科学・技術教育の実践と問題意識~」

 

令和元年度

第4回 2019/12/13 仙台市戦災復興記念館

①加納 実氏(鹿島建設株式会社):「東日本大震災 渾身の未来へ」

第3回 2019/10/11 日立システムズホール仙台(仙台市青年文化センター)

①齋藤 明氏((株)オオバ東北支店):「復興の取り組みと昨今の法体系に関する考え」

第2回 2019/8/23 日立システムズホール仙台(仙台市青年文化センター)

①利部(かがぶ) 哲氏((株)パスク):「旧松尾鉱山と北上川の水質」

②齋藤 勝氏((株)ダイヤコンサルタント):「活断層などを対象としたトレンチ調査の要点」

第1回 2019/6/14 仙台市戦災復興記念館

①守屋 資郞氏((株)A.T.S.):「公共政策学をちょっとのぞいてみました」

②伊藤 靖雄氏((株)ダイヤコンサルタント):「トンネル湧水の予測と実際について」

 

平成30年度

第4回 2018/12/14 日立システムズホール仙台(仙台市青年文化センター)

①押見 和義((株)復建技術コンサルタント):「最近の切土のり面安定に関する知見~流れ盤に起因する不安定化など~」

②永野 邦明氏(宮城県古川農業試験場長):「お米の品種開発最前線 ~玄米食用品種「金のいぶき」を中心に~」

第3回 2018/10/12 日立システムズホール仙台(仙台市青年文化センター)

①伊藤 靖雄氏((株)ダイヤコンサルタント):「簡易試験による岩級区分」

第2回 2018/8/24 日立システムズホール仙台(仙台市青年文化センター)

①菅原 捷氏:「ダム建設における地質技術者の役割」

②畚野 匡氏(日本工営(株)):「Aダムの掘削面地質状況について」

第1回 2018/6/8 日立システムズホール仙台(仙台市青年文化センター)

①関原 孝俊氏((一財)日本気象協会):「大雨予測とダムの洪水調整について」

②利部 哲氏((株)パスク):「環境測定における化学分析の種類とその原理」

 

平成29年度

第5回 2018/2/9 仙台市戦災復興記念館

①藤元 栄一氏(東北農政局 地質官):「2011年東北地方太平洋沖地震に伴う地下水の水質変化-宮城県亘理町・山元町の事例-」

②菊地 真氏(東北ボーリング(株)):「小規模河谷における地質モデルの作成事例」

第4回 2017/12/8 日立システムズホール仙台(仙台市青年文化センター)

①市川 健氏((株)復建技術コンサルタント):「大規模盛土造成地滑動崩落~熊本地震(益城町)の概要~」

②三上登志夫氏((株)復建技術コンサルタント):「大規模盛土造成地滑動崩落~熊本地震で発生した事例紹介~」

第3回 2017/10/13 日立システムズホール仙台(仙台市青年文化センター)

①桑原 里氏(東北大大学院博士後期課程):「古い時代のテフラを識別する~アパタイト微量元素を用いたテフラの対比~」

②今野 隆彦氏((有)ジオプランニング):「ベトナム地すべりツアー報告」

第2回 2017/8/18 日立システムズホール仙台(仙台市青年文化センター)

①守屋 資郎氏((株)A.T.S.):「仙台付近の水理地質と梅田川への片思い」

②伊藤 靖雄氏((株)ダイヤコンサルタント):「若手育成の現状~技術者の技術力向上とワークライフバランスを例に」

第1回 2017/6/9 日立システムズホール仙台(仙台市青年文化センター)

①丸尾知佳子氏(東北大学工学部・工学研究科 技術部):「環境行政における環境計測に携わって」

②岡林 昌宏氏(土木地質(株)):「地中熱ヒートポンプシステムの応用理学」